家造りに関すること

【第1回】ずっと賃貸でいいと思っていたのになぜ家を買うことになったのか

こんにちは、ぽとりです。新築注文住宅に引っ越してからはや1年が経過しようとしています。

思い返せば家を買おうと決めてから実際に土地選び、メーカー選び、担当者との毎週の打ち合わせ、間取りはどうするか、外構はどうするか…など怒涛の日々でした。

家造りを検討し始めて最初のうちは、「本当にこのまま家を購入していいのか?もっといい選択肢があるのでは?後悔しないか?」と自問自答の日々でした。

しかしそれらの疑問や悩みから目を背けることなく全力で向き合った結果、今はすごく納得感のある状態で日々の暮らしを送ることができています。

今回、これから家を買おうか迷っている人やいま注文住宅を設計中の方に向けて、実際に新築戸建てに住むまでにどんなことが起きるのかを赤裸々に綴っていきます。

我々の奮闘を通じて、どこでどのような判断をしたのかを見ていただき、どうやって後悔の無い家造りをしたのかの参考にしてもらえたらと思います。

既に家を購入して住んでいる方にもマイホームが建つまでのあるあるネタとして楽しんでもらえれば幸いです。

また、ただの体験記ではなく、注意点や実際にやってわかったアドバイスなども盛り込んで有用な記事となるように書いていきます。
それでは、しばらくの間お付き合いください(^ ^)/

★登場人物と前提条件(当時)★

ぽとり:夫。34歳の会社員。理屈っぽい。いつかは家を建てたいが今ではないとも考えている。
ぽとみ:妻。31歳の会社員。フィーリング重視。今の暮らしが気に入っている。
ぽと君:4歳の長男。おとなしくマイペース。
ぽとちゃん:1歳の長女。気が強い。

前提条件:2LDKの賃貸に住んでいる。駅からは多少距離があるものの、車があれば特に不自由しない暮らし。

 

事の起こり~このまましばらくは賃貸で良くない?家を買うのってリスクもあるよね~

当時の我々にとって家の購入は夫婦の間でたまに話題には上がるものの、すぐに立ち消えてしまう程度の“今はまだ考えなくてもよい問題”の一つでした。

いずれ、2人の子どもが小学生になって、狭く感じるようになったら改めてその時に考えよう。その程度のものだった。(まさかその数か月後に土地購入の印鑑を押しているとは夢にも思っていなかったのでした・・・)

そんなある日、ポストに1枚の家造りに関するチラシが入っていました。

ぽとみ(妻)「住宅に関する説明会があるんだって。無料で色々教えてもらえるらしいよ。1回行ってみる?」
ぽとり(夫)「へ~話聞くくらいなら後学のために行ってみますか」

程度の軽い気持ちで早速休日の説明会へ。会場には他にも5組程度の夫婦が参加してました。

内容は今の日本の家造り(特に断熱関連)が海外に比べてどれくらい遅れているか、C値やUa値の考え方、耐震等級に関するものから人生設計における家造りのタイミングに関するものまで。

(これらは後にぽとりがこだわって考えることになった項目の一部です。このブログ内でも詳しく取り扱っていきます)

この説明会のプレゼン内容がよくできていて、主に私が家造りの奥深さにハマってしまいました。(妻からも「なんかこいつ急にハマり過ぎでは…」的なことをよく言われました)

恐らくここが家造りに向けた最初のきっかけだったと思う。

後日個別で相談会も行うとのことで早速申し込みました。

もしかして家を買うタイミングって今なんじゃない?

休日を利用して何度か個別相談会に足を運ぶこととなりました。

個別相談会の中では、今後どの程度までなら家の購入にお金をかけてよいかの計算や、具体的にどんな家が欲しいかなど踏み込んだ内容が続きました。

色々と話を伺っていく中で特に私に刺さったのが「家は団信(団体信用生命保険)により、自分にもしものことがあったときのリスクヘッジとなること」でした。(そんなことも知らないんかいという突っ込みはさておき)

〇団体信用生命保険とは
もし住宅ローンの契約者が死亡するなどでローンの返却が困難となった場合に、契約者に変わって保険会社がローンを返済してくれる商品のこと。住宅ローンを借りる側と貸す側(金融機関)の双方にメリットがあり、貸す側が団信の加入を必須条件にしていることがほとんど。

このまま賃貸に住み続けたとしても、いずれは手狭になり3LDK以上の広さの部屋に引っ越すことになる。(駐車場代も必要)

その時の賃料と、家を購入した場合の月々のローン返済額を比べてみるとトントンかちょっと安くなるくらい・・・!しかも今ならぽと君(長男)の小学校入学にも十分に間に合う!

あれ、これってもしかしなくても今そのタイミングが来てるのでは・・・?

帰宅後、夫婦で話し合いました。

ぽとり「家買うのって今がベストじゃない?」
ぽとみ「うーん、そうだけど不安もまだあるよね。今の暮らしも気に入ってるし、即断即決は難しいなぁ」
ぽとり「そうだよねぇ・・・一度メリットとデメリットを並べて、それでメリットが上回れば展示会とか分譲地とか見に行ってみようか」

 

判断するためにメリットとデメリットを並べてみた

ここで、我々が戸建て購入についてメリットとデメリットを並べて検討した内容を上げ連ねてみます。

戸建て購入のメリット

・家が広くなり、いつか来る2LDK狭い問題から解放される

・賃貸と異なり自分の財産となる(建物の価値は減っていくが・・・)

・注文住宅なら理想の間取りを体現できる

・キッチン周りやお風呂など設備が軒並みグレードアップする

・好きに改造できる

・駐車場料金がかからない

・住宅ローン控除やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス:1次エネルギーの消費が年間でほぼゼロの住宅)なら補助金などの優遇措置が受けられる

戸建て購入のデメリット

・気軽に転勤できず、住居固定が故のトラブルが起きた時に大変(隣人トラブルなど)

・転勤を命じられたとき単身赴任になりがち、転職もし辛くなる

・自分で管理しないといけない部分が増える

・住宅ローンという大きな借金を抱えることになり、破産しないか心配(これに関してはライフプランが重要、次回以降の記事で深堀します)

・マイホーム購入の際に心理的負担がのしかかり、場合によっては夫婦仲に影響を与えるかも…

メリット・デメリットを吟味した結果

どうでしょう、これらを俯瞰してみて、やっぱり家を買うのって大変だな…となるでしょうか。

家族構成や収入の状況にもよると思うので一概には言えませんが、我々夫婦は、やっぱりこれ買った方が良くない?となりました。

いずれ広い部屋に引っ越して賃料が上がるのなら、そのお金を掛け捨てするより資産になる住宅ローン返済に充てれば、部屋が狭い問題なども一挙に解決してお得です。

地味に設備グレードアップや家の改造の自由度が上がるのも嬉しい。

また、デメリットについても一つずつ深堀してなんとかならないか考えました。

・気軽に転勤できず、住居固定が故のトラブルが起きた時に大変(隣人トラブルなど)

→土地選びの際に街の治安やどんな人が住んでいる地域かを把握することでリスク低減

・転勤を命じられたとき単身赴任になりがち、転職もし辛くなる

→主要な鉄道の沿線に住むことで多少の距離は頑張れば対応できる。最悪引っ越しになってもそれはそれ!

・マイホーム購入の際に心理的負担がのしかかり、場合によっては夫婦仲に影響を与えるかも…

→ぽとりの性格上、何かを決めたらそれをどう良くしていくかという考えの持ち主なので多分問題ない(むしろ相方が後悔ばかりしてたら超辛くない?悪いことも表裏一体・捉え方次第、楽しいことだけ考えてればヨシ!)

まとめ

というわけで、じゃあ家を買いますか!の流れと相成りました。

いま思い返してみると、こうやってモヤモヤを言葉にして、ちゃんと向き合ったから「よくわからない」の状態から「これなら判断できる」の状態まで持っていけたんだなぁと思います。

さて、いざ戸建ての購入となるとまたいろんな問題が立ちはだかってきます。

中古or新築?多少高くても駅近の方がいい?マンションの選択肢は?そもそもどこのエリアにする?

次回は、家ってどうやって探すの?の白紙状態からどうやって今の土地を選び出したかまでをたどっていきます。ではまた次回!

※現在進行形で「こんな悩みが・・・」とか「もっとこういうところ教えて欲しい」ということがあればお気軽にご連絡ください。我々の経験をもとに、こう考えてこう判断したよという参考意見を出せると思います。

他にも「うちはこうだったよ!」とか「こんなことをやったらよかった!」等あればぜひぜひ教えてもらえると嬉しいです。